【PS3】平成が生んだ逆境粉砕!アクション怒羅漫(ドラマ)『アスラズ ラース』を令和に再び起動するお話

2026年7月1日。ゲームを愛してやまない我々ゲーマーの元に1つの時代の終焉を告げる一報が届いた。

2027年に全世界でPS3およびPS Vita向けPS Storeを終了いたします。 【PlayStation.blog

これは要するに…ストアからDL版を購入することが出来なくなるという事である!!!

5年前の2021年1月にも一度、ストア終了のお知らせを発表するもその後の反響により撤回。

つまり、今回で2度目のお知らせとなる。今度こそ掌心正銘の終わりの鐘なのである!!!

その時もいろいろ購入しようと調べてはいたが撤回により購入後回し!

2023年には『ニンテンドー3DSシリーズおよびWii Uのストア閉鎖』が発表され、その時は約10万円ほどかけて後悔の無いようにDLしまくった。まぁ、後にSwitchで配信されたゲームも沢山あるんですけどね…(小後悔)

ジャンプリスト

買えなくなるのはソフトだけじゃない!?

連日、Xに投稿される『今買っておくべきソフト!』や『プレミアソフトを安く買えるのは今だけ』など後悔の無いようにと、有志が自身のお気に入りソフトなどを交えつつ紹介してくれている。

そんな中、確信を突くポストが出現する。

「DLソフトに行きがちだけど、DLCも販売終了になるから気を付けなはれ。」

 

そのとーり!てかそうだった!!!!!わすれてたぁ~~~;;

 

いつかやろうと買ってはいたもののプレイしていないゲームのDLCは、いつかプレイしても「DLC終わっとるやないかーい!」と後悔する可能性を秘めている…

ドラッグオンドラグーン3にアルトネリコ3に真・北斗無双…
PSPだとペルソナ2罪 などなど…

後にDLC入りのパッケージを発売したソフトもあるが無いソフトも当然ある。

どんなソフトからDLCが配信されているのか、今となってはPS3での把握が面倒だが『PS3 DLC一覧』と検索し1番上にあった海外サイトらしき所では配信されているDLCをすべて確認する事ができる。

DLCタイトルは日本語で表示されているのでわかりやすい

一つひとつ調べるのは面倒だが以外にも「このソフトにDLCあったんだ~」とかこの「DLC気になるなぁ~ポチっ、あ~!こんなソフトあったな~!」など新たな発見があり少し面白かったりもする。

他にも攻略本や設定資料、モンハンのマンガなどなど知らなかったダウンロードコンテンツがたくさん配信されていた。終了のおしらせという機会が無ければ知らなかった事がいっぱいで嬉しいような悲しいような…

そんな中、俺の脳内の古の記憶、大脳皮質の奥の奥に保存されたタイトル『アスラズ ラース』が眼前に現れる…!

発売から14年…知らなかったDLCの存在

説明しよう!アスラズ ラースとは.hack//シリーズやNARUTO-ナルト-ナルティメットシリーズを開発したサイバーコネクトツーとアクションゲームに定評のあるカプコンがタッグを組んで制作し2012年2月23日に発売された『全く新しい体験型連続活劇アクションなのである!

このアクションパワーに定評のある2社が2年ほど裸になって本気でぶつかり合った結果生まれたのが『アスラズ ラース』なのである!!!

当然のごとく私もこの熱量に深く感激し(遠い記憶)発売日に購入し即クリア。熱いシナリオとアクション、アニメを自ら操作しているかのような爽快感のあるムービーシーン、印象に残るBGMなどなど勢いあまってサントラまで購入する始末。

左が特装版パッケージ。右がサントラ。

当然の如く購入するはイーカプコン限定の『アスラズ ラース 特装版 ~天(テン)~

帯の中の文字、久々に見たけどかっけぇ…

特装版の中には世界観紹介やキャラ紹介、若かりし頃の声優、諏訪部順一&安元洋貴のインタビューや開発者インタビューなどなど

クリア前の開封を禁じた封の中はアートコミックや設定画、絵コンテなどアスラズラースの設定を網羅する解体新書のような1冊と1枚のDVD。

センスある色彩の表紙。ええやん…

ちなみにDVDの内容は見ていないのでわからない。当時の記事があったのでとりあえず覗いてみたがサイバーコネクトツーの松山洋さんが凄い顔をしているのは伝わった。

そんなアスラズ ラースのDLCの存在を知ったのはつい最近。そう、今さ!

いっぱいあるぅ~…ケ、ケン!?

しかもこれらのDLCの中にはストーリーの最終章となるエピソードが収録されているらしく、つまり…

俺のアスラズラースはまだ終わっていなかったのである!!!

DLCに気が付かなかった原因とDLCへの向き合い方

何故今まで気が付かなかったのか…それは私のクリア後ゲームの情報収集の怠慢が原因である。。。

アスラズ ラースの発売日が2012年2月23日

DLC第一弾の配信日が2012年3月27日~最終DLC第五弾の配信日が2012年5月15日

調べてみると意外と早くDLCが配信されてたんですね…

本編はそれほど長い印象が無かったのでクリア後、即次のゲームにお熱だったのだろう…

そしでDLCという存在との向き合い方。

近年だとFF16、バイオハザードRE4、テイルズオブアライズなど…クリア済みかつトロフィーコンプもしたこの作品たち。のちにDLCが配信されている作品たちだが、実は1つも手を付けていないのだ…

近年のDLCは本編リリース後の何ヵ月も後にリリースされるのが通例。
そしてクリア後は別のゲームに興味を奪われている…と言うのもある。

しかし1番の原因は『当時やり込んでいてもDLCリリースの時にプレイ感覚を取り戻すのが面倒』と感じているからなのである。

FPSは1日プレイしないと感覚を取り戻すのに3日かかると言われている(所説あり)

そしてクリアから何ヵ月も経ったゲームに関してはプレイしていないに等しい!

なので今からやるのは少ししんどい!

まぁ、プレイしたら案外思い出すものなんでしょうけどね…

そんなこんなで?当時の私はアスラズ ラースのDLCの存在に情報収集不足で気が付かなかったのである!!!

久々の起動、そしてエンディングへ

とりあえず起動してみる。

14年も前に1度クリアしただけ。
流石にストーリーもアクション感覚もな~んも覚えていない(記憶容量不足)

なのでDLCの購入前に本編を1周遊びなおす事にした。

上下に昔遊んでいた懐かしいタイトルがズラリ…

ちなみにラストプレイは2012年3月4日の日曜日。やっぱりDLC発売前にやめてた…

達成率は94%と結構プレイしていた痕跡がある。

トロフィーは半分くらい取得していた

DLCで追加されてるトロフィーも確認。ストアが閉鎖すると取得自体できなくなると思うと、今後好きになる可能性を秘めたタイトルのDLCはしっかりチェックして買っておかねば…

ストーリーと世界観

地球に巣食う魔物のボス『ゴーマ』VS.宇宙に住む8人の神々が終わりなき戦いを繰り広げる世界

主人公にして神の一人 アスラ

8人いる神のうちの1人であるアスラには嫁と娘がいる。とある日、神を束ねるお偉いさんの神官が死亡。アスラはその濡れ衣を着させられ、さらには嫁が殺され娘が囚われてしまう。娘には特殊な力がありその力が欲しい&アスラの事を邪魔に思う神の策略にはめられたアスラは娘を取り戻すべく裏切った神々を殴りに行く。というお話。

本編開始後にも演出としてタイトル画面が。宇宙世紀みたいに戦艦がいっぱい…

ゲームジャンル紹介

肝心のゲーム内容は
 ・シューティングパート
 ・ムービー&QTEパート
 ・アクションパート
が混ざったような感じ。

壮大な音楽と共にクレジットが表示される中でのシューティングパートはアニメのOPのよう

キャラを移動させ敵に標準が重なると自動でロックオン。複数同時にロックオンしてワンボタンで拳から弾を発射して殲滅してくれるモードと、ボタンおしっぱで照準から弾を発射し続ける2つのモードが存在。

QTEは失敗しても演出が変化するだけでゲームは進行する親切設計!

QTEはスティックを倒したり回転させたり、各種ボタン連打や早押し、タイミング良く押すなど

これらを表示時間内に押す!反射神経と判断能力が試される!

ザコ戦の様子

アクションパートはザコ戦とボス戦の2種類。

基本的なアクションは〇ボタンを連打すればコンボがつながる弱攻撃。△でリキャストありの単発範囲攻撃。▢で拳から弾を飛ばして攻撃するシンプルなもの。

他にも〇ボタン長押しで敵を打ち上げたり、✕でジャンプ、ジャンプ後〇ボタン長押しで敵に向かってダイブ攻撃したりと多彩。攻撃方法を織り交ぜる事により戦闘スピードは速く感じられる。

さらにボス戦は1対1。より命を懸けて殴りあっている緊張感を味わえる。

タイミング良くボタンを押す!

QTEの演出も見どころ。見ている場合ではないが。

アニメのような構成で魅せるストーリー展開

1枚絵で魅せるアスラズラースの世界観

アニメを見たりプレイしているような感覚になる要因は物語が1話ずつ区切られている事にある。

1話の途中にはアイキャッチもありしっかりCM前とCM後に分かれている。この一息つける時間もなんだか懐かしくて良い。

もちろんCMは無いのでおトイレには行けない。

バーン!つづく…

お約束の『つづく』の文字。

1話は約17分くらい。あっという間のゲーム体験。

各話いろんな方がイラストを描いているぞ!

シューティングやアクション、QTEなど展開スピードが速いゲームなのでその裏で展開するストーリーを各話の最後、一息つけるタイミングで補完してくれるイラストシーンもある。

やだ怖い…

最後はもちろん次回予告も。この繰り返しで宿敵を殴り倒しては敗れ…

物語の結末は君の目で確かめよう!!!(中古価格2,000円前後)

完走した感想

クッソ面白かった

あなたは『相手の話が長い』と思ったことはないだろうか。そんなアナタにオヌヌメ。

敵の語りのターン中に「話が長い!」と突然殴りかかって会話を終わらせる事ができる。まさに現代社会を生きるドーパミン中毒にうってつけ。

QTEは悪だと論される風潮もあり私もその支持者だがこのゲームのQTEは「クイックタイムイベント」ではない。

急にてめぇを殴る」だ。

タイミング良くボタンを押す瞬間は気持ちがいい。思う存分殴りてぇヤツを殴ってくれるんだから。握るコントローラーにも不思議と力が入る。

なによりわかりやすいストーリーとド派手な演出は1度プレイする価値のあるもの。

かつての仲間たちとの死闘、熱い演出、セリフ回し、1話の終わり方など、子供の頃かじりつくようにテレビに夢中になって見ていた頃を思い出すほど濃密な時間を過ごせる。

演出もさることながら戦闘を盛り上げるBGMも本作の魅力。

神の一人、オーガス戦でのBGMは誰しも人生で1度は聞いたことがある名曲『交響曲第9番「新世界より」第4楽章』

この曲を聴きながら殴り合いの死闘は芸術品そのもの。

最終的には刀が伸びてアスラの体もろとも地球まで貫く。神々の闘いは規模がデカすぎる。

物語後半には神の一人『ヤシャ』も操作可能になる。そのヤシャのテーマ曲とも言える曲がめちゃカッコいい。

落ち着いた雰囲気の『孤狼伝-風-』からアップテンポな『-牙-』へ。

日常生活でも気合いを入れたりカッコつけたい時には聴く。自分を強くしてくれる曲だ。

DLCをプレイ

さて本題へ。DLC5つすべて買っても1,570円。私のスーパーでの1回の買い物よりも安い。

DLC追加シナリオで本編の保管となる11.5話と15.5話は全編アニメーションにQTEを合わせたもの

2014年に放送された卓球アニメ「ピンポン」のようなダイナミックな作風。

ちょっとハルクのような顔色

QTEに集中するためアニメーションをしっかり見ることはできない。入力猶予がめちゃ短いうえに数が多く、ある区間まで一定回数成功していないとそこでゲームオーバー。ムービーは強制終了する。

年々衰える反射神経、リズム感、入力ミス。これ以上体を劣化させないためにも…そして今後もゲームを楽しみ続けるためにもゲーム以外の分野でしっかり体をケアし続けなければいけない啓発DLCのような気がした。

 

異聞1話&2話ではストリートファイターからリュウと豪鬼が登場

2D格ゲースタイルでの戦闘。アスラの攻撃方法は本編と同じ。空中から奇襲をすると対空で狩られるなどしっかりストリートファイターしてくれる。

必殺技では昇竜拳コマンドの入力をする場面も

その後アスラの攻撃により宇宙に飛ばされたリュウは殺意の波動に目覚める。

アスラズラース本来の戦闘仕様で殺意リュウと決闘

結論から言うとめっちゃ強い。強すぎて3回リトライした。

しっかりコンボを決めてくるので適当に相手しているとあっという間にゲームオーバー。

リュウは強いというリスペクトを感じる良い調整だった。

反面、豪鬼は程よい調整で1発クリア。『』をテーマにした良いコラボでした。

 

そしておまちかね、本編であり真のエンディングでもある第4部「輪破編」

盟友ヤシャとの因縁対決。最後の演出の『白黒無音クソでか超スローQTE』はめちゃくちゃ良い演出だった。アツすぎた…赤と青のライバル関係ってなんでこんなに合うんでしょうね。

ここらへん映像に見入ってQTEを完全に見逃すほどしっかり映像作品として見たい気もする。てか見たい。

ラストは世界の創造主との対決。

ぽっと出ではなくめっちゃ序盤にアスラを助けた存在が真のラスボスになる展開。
敵がQTEを使ってくる演出はまさに「世界の主人公」VS「今作の主人公」って感じで燃えた。

最初から最後まで娘の為に怒り、拳を振るう姿。アスラの最期に涙。私、家族とか友情系の話に弱いんです。

DLCの感想。買うべき?

結果、買って良かった。本編の補完にあたる11.5話と15.5話は無くても話は繋がるし異聞1話&2話はストリートファイターとのコラボとしてお祭り要素を楽しみたい人が買う感じ。

ただ『Episode Pack:Part Ⅳ』だけは真の結末にたどり着くための大事なお話。

リメイクやリマスター、完全版が今なお発売されておらず、展開はPS3とXbox360のみ。

DLC自体は今後、360版なら入手できるがPS3版は2027年7月がラスト。

まぁ映像作品として楽しむだけなら実況プレイを見た方が楽しめるような気もするが、今後、実際に触れて楽しみたい場合の方は追加シナリオだけでも購入しておくとよいだろう。

最後に

ゲーム的な出来栄えはやはりQTE主体なので集中する事で疲労感が溜まりやすい上にアクションの手触りも少し古さを感じる。

しかし、まっすぐかつ王道なストーリーはクセが無いだけに主人公と想いをシンクロする形でコントローラーを握る一体感は良いエンタメだった。

リメイクが出るならソウルライクの要素があっても面白そう。ただその場合ドラマ要素が少し薄れそうなので一長一短。演出を際立たせるためのシステムをどう盛り込むかがカギか…

 

始まりある物語には終わりがあるように、このストア終了という事象も世の理であり次へ進むために必要な犠牲なのかもしれない。

この機会があってこそアスラズラースに再び触れる機会を設けられたのだと、そう結論付けて此度の物語は幕引き。

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