『日本ファルコム』と言えば軌跡シリーズがファンに長く愛されており、近年では過去作のリメイクなどもリリースされて新規獲得にも力を注ぐ会社のイメージ。
本作はそんな日本ファルコムから長い年月を経てようやくリリースされた東亰ザナドゥの続編。
今回はシリーズ未経験の私が、応援していた推し声優の出演を理由に即予約購入!
前作のプレイが必要か、楽しめるかなどをざっくり紹介!
・2015年発売の前作『東亰ザナドゥ』の世界観をベースに11年越しの完全新作
・ジャンル:【アクションRPG】
・発売日:【2026年7月16日】
・開発:『日本ファルコム』
・対応ハード:Nintendo Switch 2 / Nintendo Switch / PlayStation5 / STEAM
◇ストーリーや世界観
架空の都市-亰都を舞台に怪異と戦う力を得た主人公・神矢 伶(レイ)が比良坂学園へ転入し仲間たちと共に異界「ザナドゥ」の完全攻略に挑む学園ファンタジー。
怪異とは…現実世界と折り重なる異空間に棲む異形の怪物。銃など現実世界の武器では対処できない存在。
異界「ザナドゥ」…怪異が棲む空間。一般の人々にその存在は認識できない。
前作 東亰ザナドゥは未プレイだが軽く調べると世界観設定や一部の組織の名前が登場するだけでキャラクターについては今作のオリジナルキャラクターで展開される。つまり前作予習の必要は無い!



◇ゲーム内容紹介
●アクション
2Dアクションと3Dアクションが切り替わるゲームシステムジャンル『デュアルディメンショナルARPG』を採用。
2D横スクロールアクションパートと3Dアクションパートに分かれていてステージの攻略は横スクロール、ボス戦は3Dアクションのように分かれている。
探索はメトロイドヴァニアの要素があり階層を行ったり来たりし、能力獲得により探索範囲を拡大させ、救出や討伐、採取目標にチャレンジしたりと平面だがしっかりと奥行がある。


●RPG
主人公の行動範囲は主に「校内」「街」「異界」の3つ。
校内では先生や生徒との交流を通じてキャラクタ―の理解や世界観の把握などやや普通ではない特殊な環境への理解を深めていく。他にも学食を利用したり授業があったり、もちろん期末テストなどの普通の学校にあるようなものも存在する。
街では京都に似た架空のスポットを利用する事でステータスをアップさせる事ができる。他にも仲間と交流する事で親密度を上げる事ができ、各々のストーリーを深掘りするコンテンツも存在する。
異界では探索、成長、攻略がメイン。異界の入り口は学校の地下に存在し生徒全員が適格者と呼ばれる怪異と戦う力を持った存在。やや普通ではない命懸けの学園生活。




目指すは大迷宮(ザナドゥ)の完全攻略!
◎おすすめポイント
予想を裏切る完成度の高いストーリー!
メインキャラクターたちが内面に抱える過去や、それらに向き合う生き方が丁寧に描かれている。
ストーリーにおいても先が気になる展開や仕掛けに私は何度も驚かされてきた。
主人公である神矢伶の頭のキレる立ち振る舞いや言動にもストレスを感じる所か感心する場面もあり頼れる主人公感が物語をビシッと引き締めてくれているように感じた。
ふざける所はふざけ、真剣な所は真剣に。この絶妙な緩急もより物語への没入感を高めてくれた。


爽快アクション『一閃』!
本作の醍醐味はなんと言っても『一閃』にある。タイミングよく敵の攻撃を弾いて喰らわす1撃は爽快感の塊。
一閃は対象だけでなく攻撃範囲内にいる敵にもまとめてダメージを与える事ができる。
むやみに攻撃せず一閃による一掃で狩るなど状況によって攻撃手段を変えるのも楽しい要素の一つ。
一閃のタイミングはそれほど難しくなく、アクションが苦手な人にも優しいシステムも存在する。私も大いに活用させてもらった!





空中でも一閃が可能!スピーディな爽快感を味わえる!
ハイスピードモードで時間短縮!
ボタンを押している間(PS5はR1)はあらゆる演出や移動が高速化されるハイスピードモードが使用可能。これにより自分の匙加減で演出を早送りする事ができるので実質待ち時間が無いと言っていいほど。
どんなゲームであれ5秒ほどの操作不可能時間があればSNSチェックに手が伸び、そちらに意識を持って行かれる。
ゲームクリエイターの桜井政博 氏が言う「遅さは罪」に対する一つのアンサーだと個人的には思う。



とあるゲームでは発生頻度の多い演出に20秒操作不可時間があって集中力が切れる事も多々あったのでこの仕様はありがたい!
△気になる点
序盤、物語の展開は平坦
学園系のRPGと言えば仲間集め。この仲間集めターンはどうしても物語全体の動きは緩く、キャラクターの持つストーリー性に頼る部分になる。
この部分にマンネリ感を覚えてしまうと序盤で脱落という事もありえる。そこをうまく支えるように、街や戦闘システムでの新機能を少しずつ投入しプレイヤーに飽きさせない、プレイヤー自身が次にやりたい事を進んで選ぶよう行動させ、その傍らにシナリオがあり進行する、という形に持っていくようにすると良いかも。
ちなみに本作の物語中盤、終盤は驚きの展開や予想通りの裏切りかと思いきや!?なストーリーで大変面白かった。
主人公 神矢伶のボイスが無い場面がちらほらある
物語の箸休め的存在であるサブストーリーなどはボイスが付かない事はゲームにおいてよくある。
しかしメインストーリーの流れでまぁまぁ大事と思われるパートでも主人公 神矢伶のボイスが無い場面がちょいちょいあった。
しかも相手のボイスはあるのに主人公だけボイスが無い。掛け合いの場面でこれは少し違和感が残った。



私はボイスをしっかり聴くタイプなので相手主導のテンポと自分主導のテンポの混ざりに少し違和感があったよ
▢クリアタイム目安
クリア時間:46時間40分(難易度は通常)
トロフィーコンプ時間:13時間40分(クリア後から計測)
総プレイ時間:60時間20分(ざっくり)
RPGとしては満足できるボリューム。トロフィーは収集系を逃しやすいので攻略サイトを参考にプレイ。強くてニューゲーム状態で2週目を遊んだ。
○個人的に思ったこと(雑記)
・パッケージ版を購入したのだがこのご時世には珍しく13ページに及ぶ説明書が入っていた。
街や学園の案内、校訓や専門用語やキャラ紹介などゲーム内で確認できても紙で手に取って読めるのはありがたい…
・サイドストーリーはボイスが無いおかげか自分のペースで読み進められるので良かった。
こういったサイドストーリーのボイスありは読むというより聞くのにダレて疲れて「早く遊ばせろー!」と最後のシナリオまで読めない事が多いが亰都ザナドゥは物語を自ら進んで読むほど楽しめた。ストーリーの進捗に応じて段階的に解放され、メインストーリーの後日談的な立ち位置でその後を知る事も出来たりキャラクターの持つ物語性を押し付けられるのではなく知りたい!と思わせるシナリオは大変良かった。オチもスッキリなので本当に良い。
◎総評
2Dと3Dアクションの両立はとてもチャレンジングだな~と感じた。私的に割と初の2D探索アクションだったので探索の楽しさとか段階的に解放されるアビリティを駆使するなど奥行がどんどん広がる楽しさを体験する事ができて満足。
ストーリーも中盤から終盤にかけてビックリ&ウルっときてしまう展開があり友情×努力×勝利×家族愛の王道的なRPG要素も久しぶりに摂取出来た。
最終的にいくつかの謎が残る終わりとなったが、ここで終わっても文句なし!と言っていいボリューム感だったので満足。『次回作あるんだろうな~』ではなく『次回作あって欲しい!』という気持ちでエンディングを迎えた。そのくらい濃密な学園生活だった。
ただ最後のまとめは紙芝居会話が沢山で少しダレた。印象に残りそうなムービーが少し挟まったりすればよかったかも?
あとルルイがただただ可愛い。


①学園生活×メトロイドヴァニアを求めている方
②王道RPGで成り上がり体験したい方
③京都に似た都市『亰都』をプチ観光したい方
『亰から始まる。非日常(ジュブナイル)』を今日から…




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